36番の文です。

 

that these small errors of recent months have derived from nothing more sinister than a faulty staff plan.

 

derive    を引き出す 受け継ぐ に由来する  

sinister    悪意のある 邪悪な

faulty    欠陥のある 不完全な 誤った 

 

前文末のコロンのせいで、文頭は小文字で始まります。

ということは、that は、前文の内容を受けて、それを補足・説明する感じでしょうか。そんな感じのつなぎの言葉を、当てはめればいいでしょう。「情けないことに」と言ってしまっても、いいのかなと思います。

 

そのあとは、これも分解してみましょう。

1  these small errors of recent months

2     have derived

3         from nothing more sinister

4               than a faulty staff plan.

 

 1行目は主語です。「このところ何か月かのこれらの小さな失敗」が、ですね。

2行目は動詞です。現在完了形ですが、今の時点では終わってしまっているのを表すわけですね。その気分を出せば、「由来していた」「発生していた」くらいでしょうか。

3行目、4行目が回りくどいです。

「不完全な管理計画より、もっと悪くないことから」というのですから、

「不完全な管理計画、そのものから」ということになると思います。

 

スチーブンスは、なんだかんだと弁解しているわけで、その歯切れの悪さが出せると成功ですね。

ということで、なんとか日本語としてつなげば、

「情けないことに、ここ数か月の度重なる不手際は、管理計画の不十分から引き起こされたもの以外の何物でもないと気づいたのでございます」

となりました。勝手になったわけではなく、したのですが。