40番です。

 

I have myself devised many staff plans over the years, and I do not believe I am being unduly boastful if I say that very few ever needed amendment. 

 

devise   を工夫する 考案する

unduly    過度に 不当に 不正に

boastful   自慢する 鼻にかけている 自慢に満ちた

amendment   改正 修正 修正条項 土壌改良剤

 

途中に and が使われています。実質二つの文ということになるのですね。

まずは、並び替えをしてみます。

 

1          I have myself devised many staff plans over the years,

2   and I do not believe

3                                    I am being unduly boastful

4                                                           if I say that very few ever needed amendment. 

 

となりましたが、4行目がわけが分からない構造になっています。

まあ、そのことは後で考えることにして、はじめから順に考えていきます。

 

1行目は、そのまま訳せばいいようです。

文の時制としては、現在完了形になっています。

昔から今に至るまで継続的に何かをやってきている、ということですが、経験が積み重なっており、あらゆる修羅場をくぐってきているから、まあ、間違いはありませんよ、と自慢まじりに言いたいわけで、それが、2行目 and 以下に続いていきます。

myself は、「私自身で」ということなので、「みずから」「実際に」あたりが当てはまりそうです。

「私は実際に、長年にわたり管理計画を立案してきました」としました。

 

2行目は、「そして、私は信じません」ですが、and なら、いつも「そして」ではいけないところです。

believe は、否定文になっていることも注意が必要ですね。

この2行目以降の文の時制は、現在になっています。過去に対して、現在の意味を表していることにも、注意が必要です。。

 

3行目は、being が入っていことに注意すべきですね。

あってもなくても、意味が大きく変わることはないのですが、本人が、つまり、スチーブンスが遠慮しながら主張している感じが、この言葉を入れることによって出てくると思います。

I am being undury boastful       私は不当に自慢する存在である

I am           undury boastful  私は不当に自慢する

文法的には、動名詞ということになるでしょうか。訳せば「存在」とか「人間」となりますね。

というこことで、

「私が不当に自慢している人間である」と、しました。

が、その内容は2行目の not で否定されるわけで、常識の範囲内に落ち着きます。

 

ここまで、頭から訳してみると、

「私は実際に、長年にわたり管理計画を立ててまいりました。and 、私が不当に自慢すような人間だとは、思っておりません」

となるので、and は逆説的な言葉が合いそうですね。

 

ということで、4行目ですが、if がありますから、何かを仮定しているわけで、

「もし、that 以下のことを私が言ったとしても」

という内容でOKと思われます。

つまり、that の次に、

主語として they = many staff plans  と、

動詞として would have been を

補ってやるとわかりやすくなります。would で仮定法らしくなり、そんな無様なものはなかったと、頭で考えたこととして表現できます。

if I say that ( they )( would have been ) very few ever needed amendment. 

 

気を付けるべきは、few で、否定的に訳すのが、ミソです。対して、a few は肯定的に訳されます。little と a little も、同じような関係にあります。

 few    ほとんど~ない   a few   すこし~ある

   little     ほとんど~ない   a little   すこし~ある  ということですね。

ちなみに、童話の主人公で、「ドリトル先生」がいます。これを「ドゥリットル先生」と表記しているのもあります。原綴りでは「Dr Dolittle」と思うのですが、いつもは寝ていたりで、ほとんど「何もしない先生」という感じを出している名前です。

 

それはともかく、略されているものも補って訳せば、

「ほとんど修正しなくても(いいような管理計画だった)と、もし私が言うならば」

となりそうです。

 

まとめれば、

「私自身も長きにわたり、管理計画を立案してまいりました。と申せ、後で修正が必要なものであるなら、自慢なぞにはならないと思うのでございます」

と、訳せばいいと思います。