68番です。つまり、の内容です。小文字で始まります。
the extensive servants' quarters - including the back corridor, the two still rooms and the old laundry - and the guest corridor up on the second floor would be dust-sheeted, leaving all the main ground-floor rooms and a generous number of guest rooms.
extensive 広い 広大な 長い 付加の 付属の
corridor 廊下 回廊 通路
generous 気前の良い 物惜しみしない 豊富な 豊かな たくさんの
分解したほうがいいですね。
1 the extensive servants' quarters
2 - including the back corridor, the two still rooms and the old laundry -
3 and the guest corridor up on the second floor
4 would be dust-sheeted
5 , leaving all the main ground-floor rooms
6 and a generous number of guest rooms.
こんな風に分解しました。
1行目と3行目が、主語部分です。動詞部分は、4行目ということです。
長い文だったのですが、構造は単なるSV なのですね。
would は仮定法になっています。
誰の頭で考えたかというと、もちろんスチーブンスですね。
スチーブンスが、
「予備の召使部屋と、the second floor への来客者用階段は閉鎖される」と
考えているわけです。詳しく言うと、スチーブンスは、この計画が実行されればと、つまり現在ではなく将来のことを想像しているわけですね。
未来のことは、現実に目の前にあることではなく、頭の中で考えていることです。
そういう時にこそ、仮定法を使うのです。ところが、それは would や could など過去形で表現されることになります。
つまり、未来のことは、なんと、過去形で表現されるのです。ここが、英語の面白いところです。
では、未来形は何のためか、ですが、現実の延長として未来の時点でも、そのまま変わらないことを表すときに使います。また、絶対にそうしてやる、という固い決意などを表すときに使います。「意志未来」などと言ったりします。
それはともかく、ここでは、そういう管理計画をスチーブンスが考えて、これならいいぞと思っているのです。
the second floor は、二階ではありません。
イギリスでは、一階は、ground floor といい、二階は、first floor ですから、second floor は、三階になります。
ハイフンで囲まれた挿入部分は、そのまま「~を含めて」と訳せばいいですね。
後は、大体順に訳していけば問題はなさそうです。
ということで、
「裏階段を含む予備の召使部屋区画と、さらに、二区画ある貯蔵室および旧式の洗濯室は閉鎖されますが、一階のすべての貴賓室と、ほとんどの客室はそのまま残されます」
としました。