71番です。
The staff plan would, furthermore, for each of the four resident employees mean a radical altering of our respective customary duties.
furthermore おまけに さらにその上に
resident 住んでいる 居住している 住み込みの 専任の
respective それぞれの めいめいの 尊敬に値すべき 注意深い
customary 習慣的な 慣行の 慣例の
分解してみます。
1 The staff plan would
2 , furthermore,
3 for each of the four resident employees
4 mean a radical altering of our respective customary duties.
こうなりました。と、こうなってしまえば、こっちのもんですね。
1行目と4行目が、この文の骨格です。2行目、3行目は挿入語・句です。
動詞の would と mean が、挿入語句で分断されていますが、しゃべり口調では、こういうことはしょっちゅう起きているかもしれません。
あるいは、これは一般的なものではなく、スチーブンスのしゃべり癖かもしれません。話す言葉も、こんな言い方をするんだろうなと妙に納得でき、相手の顔色をうかがいながら話す様子とかもわかります。
もちろん would は、仮定法の印です。mean 意味している、が、頭で考えたことを表しています。
現実に意味している、のと、想像で意味している、のと、どれだけどこが違うのか、と悪態をつきたいのですが、英語民族は、違いを感じているはずなのです。
とにかく、ここは仮定法です。
respective は、尊敬すべき、というより、尊重すべき、という感じです。
そういう尊重すべきものを、根本的に変えることを、意味している、
という訳になるのですが、スチーブンスは、自分が立てた管理計画ながら、気に入らないのですね。
4人しかいないから、昔通りにはいかなくてもしゃーないじゃん、と思うのですが。
というところで、まとめて、
「それにとどまらず、この管理計画は今までの四人にとりまして、各自の本来の職務内容が根本から変わることを意味しておりました」
としました。