84番です。
You may be amazed that such an obvious shortcoming to a staff plan should have continued to escape my notice, but then you will agree that such is often the way with matters one has given abiding thought to over a period of time;
shortcoming 欠点 短所 不十分な点
abiding 不変の 永遠の 永続的な
分解してみます。
1 You may be amazed that
2 such an obvious shortcoming to a staff plan
3 should have continued to escape my notice,
4 but then you will agree that
5 such
6 is often the way with matters
7 (that) one has given abiding thought
8 to over a period of time;
こんな風になりました。but でつないでいるのですが、前と後ろは同じパターンになっています。対句ですね。
1 行目、 You may be amazed that は、
「あなた方読者は、that 以下(2行目3行目)のことに驚かれるかもしれません」ですね。
2行目 such an obvious shortcoming to a staff plan が主語で、
3行目 should have continued to escape my notice, は、動詞と補語ですね。
to escape は、不定詞ですが、名詞として働いて補語となっています。
should はお馴染み仮定法ですが、would や might よりも、想像の程度が現実に近いことを表しています。
続ければ、
「そのような管理計画の明らかな欠点が、私の監視を逃れ続けていた(ような)ことに、あなた方は驚かれるかもしれません」
となるのですが、should は強いて訳せば、( )内になるでしょうか。
4行目以降は、
4 but then you will agree that
5 such (an obvious shortcoming to a staff plan )
6 is often the way with matters
7 (that) one has given abiding thought
8 to over a period of time;
まず、5行目の such の次に補って、2行目と同じにすると分かりやすくなると思いますが、ここまで限定的にしなくても、such として、123行に書かれたこと全体を指していると考えてもいいと思います。
私の目を逃れ続けた欠点は、「こんな性格のもの」だったことに、賛成してくださるでしょう、と、言いたいのです。
「こんな性格のもの」というのに、英語はこういうのですね。
often は、しばしば、とか、往々にして、ということで、そう珍しくはない、ということですが、これだけでは足らないのですね。
the way が、この文の補語です。文の本体は、such is the way. なのですね。
「こんなことが、こんなようです」となっています。
こんなようとは、どんなようかというのが、with matters 、と、そして that 以下というわけです。
one は、誰か、です。人は、人が、としてもいいですが、「だれかが、一定期間以上の永続的な考えを与えた、ところの、」と、なりますね。
such から訳してみれば、「こんなことが、誰かが、一定期間以上の永続的な考えをあたえた、ところの、こんなようです」となるのですが、日本語らしくすれば、
「こんなことが、大手を振って、まかり通ってしまうことが、往々にして、あること」こととなりますね。
4行目 but から訳せば、
「それと同時に、あなた方は、こんなことが、大手を振ってまかり通ってしまうことが往々にしてあるということに、同意する」
となります。
全体を通せば、
「こんなにはっきりとした管理計画の欠点に私が気がつかなかったことに、皆様は驚かれることでしょう。同時に、そういうことがずっと続いてしまうことがあることも、
またお分かりいただけるでしょう」
としました。