113番です。
Indeed, I recall that shortly after Miss Kenton's departure to Cornwell in 1936, myself never having been to that part of the country, I would often glance through Volume III of Mrs Symon's work, the volume which describes to readers the delights of Devon and Cornwell, complete with photograghs and - to my mind even more evocative - a variety of artists' skeches of that region.
evocative 呼び起こす 思い出させる
長い文ですね。分解してみます。
1 Indeed, I recall that
2 shortly after Miss Kenton's departure to Cornwell in 1936,
3 myself never having been to that part of the country,
4 I would often glance through Volume III of Mrs Symon's work,
5 the volume which describes to readers
6 the delights of Devon and Cornwell,
7 complete with photograghs and
8 - to my mind even more evocative -
9 a variety of artists' skeches of that region.
分解してみると、さほど複雑ではありませんが、時制に気を付ける必要がありそうです。
5行目以降は、4行目のサイモンズ夫人の著作の説明ですから、付け加えればよさそうです。
さて、1行目 recall は、思い出しているののは現在のことですから、時制は現在形です。直説法現在ということです。
「ということは、覚えています」あたりでしょうか。
2行目は、「ケントンさんが1936年にコーンウェルにお立ちになって、すぐに」です。
3行目は、「私自身はその地方には行ったことがなかったので」です。
現在完了形 myself never having been になっています。「私自身は、行ったことがありませんが」ですが、その時も、今になっても、という気持ちが表れているようです。
4行目の would は、仮定法ではなく、will 意志未来の過去形と考えた方がいいと思います。
というのは、頭の中で考えたことではなく、ケントンさんが出発した後すぐに、実際に図書室で向かった地方の状況を調べたのは事実だからです。過去のその時点で、調べようと意思を働かせたので、意志未来というわけです。
indeed は、前の文では、サイモンズ夫人の著作を特に地方にこだわらず読んでいたことが書かれていました。ここでは、ケントンさんが向かった地方の様子に限定して調べたというわけですから、そういう感じの言葉を見つけると良いわけです。
「ちなみに」もいけそうです。
5行目以降は、その巻の説明ですから、あとでくっつけておけばよさそうです。
ということで、
「ちなみに、ケントンさんがコーンウェルに向かわれたのは1936年のことでございました。私はその地方には行ったことがございませんでしたので、すぐにサイモンズ夫人の著作の第三巻を調べたことを覚えております。その巻は、デヴォンとコーンウェルが、いかに素晴らしいかを読者に語りかけており、さらに私は安心したのでございますが、素晴らしい写真と挿絵で補われておりました」
としました。