138番です。

 

Not only was I unable to be certain of Miss Kenton's desire to rejoin the staff here, I had not, of course, even discussed the question of additonal staff with Mr Farraday since that first preliminary meeting over a year ago.

 

特別入り組んでるようには見えませんが、念のため分解してみます。

 

① Not only was I unable to be certain of Miss Kenton's desire

②                                                                   to rejoin the staff here,

③ I had not, of course, even discussed the question of additonal staff

④                                                                      with Mr Farraday

⑤             since that first preliminary meeting over a year ago.

 

やはり、それぞれの文が長めというだけのようです。ブログの幅の関係で、二行に分けざるを得なかったということです。

偶数番の前置詞句が、その前の奇数番の言葉にかかっているという構造です。

 

⑤は、since と that が並んでいるので身構えますが、いちばん最初の会見以来、ということで、特に難しいことではないようです。スチーブンスのキャラが勿体ぶっているのです。

not only はうれしくなりますね、こういう学校で習った形が出てくると。ただし、ちょっと変形されています。辞書を見ると、

not only [ just, merely, simply, alone ] A, but ( also[even] ) B

Aばかりでなく、Bも 

ですが、使う単語にバリエーションがあるようです。only や also は言い換えがあるのですのね。

③には、even を使っており、更に of course もあります。

そして、not only が文頭に出ると、倒置形になると書いてあります。ここでの形がまさしくそうなっていますね。

 

さて、①は、ここの職員にもう一度加わりたいという希望が確かであることを断言できません、ということです。

 

②は、それに加えて、ファラディ様と補充の職員の問題に関して話をしたこともありません、です。

 

③は、一年前の、あの、最初の話し合い以来、ということです。

 

ということで、

「ケントンさんが本当のここに戻って来たいと思っているかの確信はございませんし、ファラディ様とは一年も前に最初にお会いして以来、職員の補充についてお話したこともないのでございます」

としました。