178番です。

 

One need hardly dwell on the catastrophic possibility of uttering a bantering remark only to discover it wholly inappropriate.

 

久し振りに、接続詞などのない単文ですが、分解してみます。

 

① One need hardly dwell

② on the catastrophic possibility of uttering a bantering remark

③ only to discover it wholly inappropriate.

 

こんな感じになるでしょうか。

①の One が主語で、dwell が動詞( need が助動詞、hardlyは副詞、で、この三語で動詞句というわけです) で、SVの文型です。

②は前置詞句、③は不定詞句ということです。

 

hardly は、クセのある副詞で、要注意です。否定的に訳す必要があります。

not 以外の否定表現ということになります。

そういうものを書いておくと、

few / little  「ほとんどない」

hardly / scarcely  「ほとんど~ない」

seldom   「めったに~ない」

が、あります。

 

ということで、①は、「人は ほとんど  暮らさねば ならないのは ない」となります。「とても耐えられない」というような感じですね。

 

②はある状況を説明しているようで、すなわち、

「冗談のお返しを言うことの壊滅的な可能性において」となりますが、要するに、

「下手な冗談を言って、その場を白けさせるかもしれない」くらいなことでしょうか。

 

③は、不定詞句ですが、it は②の a bantering remark ですが、discover は発見するなのですが、わかる、くらいです。となると、

「それが全く場違いだとわかる」あたりでいいようです。

 

まとめると、

「全く場違いだと分かるような下手な冗談を言って、その場を白けさせることになるようなことには、とても耐えられない」

となるようです。もう少し流れのある訳がありそうですが。