194番です。

 

It was, then, a most discouraging start to what may in fact be an entirely new sort of duty required of me;

 

最後はセミコロンになっていますが、いったんここまでです。

 

分解してみましょう。

 

① It was, then, a most discouraging start to

② what may in fact be an entirely new sort of duty required of me;

 

分解と言っても、この文に関してはこれくらいです。細かくしすぎるのも、かえってわからくなりますから。

 

①の It は仮主語などではなく、前の文でスチーブンスが説明しないで棚上げにしたことを受けます。ちゃんとファラディさんに説明しておけば、一件落着となったはずなんですが。

discouraging は、落胆させる、がっかりさせる ですが、泥沼にはまっていく感じですね。

「それは、すなわち、さらなる困難さ の始まりでございました」

 

後半は、その困難さの説明です。

in fact は挿入句で、what may be an entirely new sort of duty required of me という文になります。

what は、先行詞を含む関係代名詞です。

また、equired の前に、that を補ってやれば、私に要求される となって duty にかかっていくことが分かります。

ということで、

「実際に、私に要求される まったく 新しい 種類の 義務 であるかもしれない」困難さ と続いていきます。

 

まとめると、

「そうしたことは、新たな難題の始まりで、私に全く新しい義務が課せられたことになったのでございます」

としました。