195番です。
so discouraging that I must admit I have not really made further attempts along these lines.
また discouraging が出てきました。セミコロンで続いており、この文は前の文の一部で、今回の文はその言葉を補足しているものです。
つまり、前回「難題」と訳したのですが、それが良かったかが試されます。さて・・・
文の構造としては、so ... that ~ が目立ちます。
「とても ... なので ~ 」とか「~ なほど ... 」と訳すのがパターンですが。
それを軸に訳せばいいようですが、とりあえず分解をしてみます。
① so discouraging that
② I must admit (that)
③ I have not really made further attempts
④ along these lines.
④から訳してくればよさそうです。これらのラインに沿って、というのですが、ラインとはファラディさんの冗談路線のことですね。ところがスチーブンスは、そんなことは職務としては認められない、という路線だったわけですね。この勝負は明らかですが、スチーブンスは往生際が悪いようです。
③④は、「ご希望に沿うように もっと努力をしてこなかった」
となります。
訳を整えれば、
②の後ろに that を補いました。関係代名詞 that の内容が③④となります。
「(ということを)認めければならない」
となって、それが ~ なほど ... ということで、... が「難題」ということになりますね。
「認めなければならないほど 難題でした」
となりますが、ここは「難題とは 」と始めた方が訳しやすいようです。
ということで訳文を整えれば、
「難題とは ご希望に沿うように もっと努力をすべきだった ことを 認めなければならない ことでございますが」
としました。
「難題」でとりあえずよさそうですが、もっといい訳がありそうです。