197番です。
Indeed, his increased persistence of late may even be my employer's way of urging me all the more to respond in a like-minded spirit.
関係代名詞も挿入句もなさそうで、比較的シンプルな文です。助かります。それでも分解はしますが。
① Indeed,
② his increased persistence of late
③ may even be
④ my employer's way of urging me
⑤ all the more to respond in a like-minded spirit.
これくらいでしょうか。⑤はもっと前置詞で区切ることができそうですが、ここまでにしましょう。
②③④が一つの文です。②が主語、③が動詞、④が補語で、つまりこの三つでSVCの文型というわけです。
②「最近の ファラディさんの増大しつつある しつこさ」は
③「本当に かもしれない」
④「ご主人様の 私を鼓舞する やりかた」
と直訳できます。
滑らかにすると、
「ファラディ様は このところ なんとか 私に 仕向けようと なさっておいででした」
としておきます。
⑤の all the more は熟語のようで、「それだけでいっそう」と辞書に出ています。
「それだけでいっそう 自分の好みに合った 精神で 返事をするように 」
となります。
つまり、①を含めて訳せば、
「もっと自分好みの気持ちで冗談の返しをさせたいものだとのお考えを、確かに募らせておいでだったのでしょう」
としました。