200番です。

 

Not so long ago, if any such points of ambiguity arose regarding one's duties, one had the comfort of knowing that before long some fellow professional whose opinion one respected would be accompanying his employer to the house, and there would be ample opportunity to discuss the matter.

 before long  まもなく ほどなく

 

きりばんの200番になりました。長い文ですね、もっと短い文でもよかったのですが。

と言っても、それほど込み入ってはいないようです。

分解してみます。

 

① Not so long ago,

② if any such points of ambiguity arose regarding one's duties,

③ one had the comfort of knowing

④           that before long some fellow professional

⑤                                   whose opinion one respected

⑥        would be accompanying his employer to the house,

⑦ and there would be ample opportunity to discuss the matter.

 

こんな風に分解できそうです。

①は副詞、「それほど長い昔ではなく」というのですから「ちょっと前には」ですが、浦島太郎の感じですね。変化がピンとこないというか、拒否している感じです。

 

②は条件文で、つまり従属節です。「こんな時には」と条件を付けています。

③が主節です。これが本体ですね。文型はSVOです。

③は主語は one です。had が動詞、the comfort of knowingが目的語という構造です。その目的語には、④以下が修飾しています。「人は知る喜びを持つ」。なるほどです。

 

④の先頭は that という関係代名詞で、先行詞は knowing ということで、それを説明しているのが、④⑤⑥です。

⑤から行くと、「誰もが尊敬する考えを持った」④「先輩が」「長くなる前に」となります。

⑥が④⑤の動詞部分ですが、「彼の雇い主にお供をして、この邸館に」となります。つまり、

「ほどなく しっかりした考えの先輩方が ご主人様に お供をして この邸館に やってくるので、 考えを聞く楽しみがあった」

となります。

⑥の would は仮定法で、想像していることを表しています。

そしてまた、進行形になっていますが、繰り返していることを表しているようです。

 

⑦は、there is 構文の変形です。また would が使われています、仮定法で、今現在目の前で起きていることではなく、想像のことだよ、というわけです。

「重要な問題についての幅広い話し合いがあった」となります。

構造的には、関係代名詞、先行詞という品詞の制約があるのですが、意味的には、この⑦は、⑥にすぐ続けてもいいように思いますが。

 

さて、まとめると、

「ちょっと前までは、職務上どうすべきかわからない問題が生じたときには、ほどなくしっかりとした考えを持つ先輩方がお主人様のお供をしてこの邸館にやってきて、考えを聞く楽しみがございましたし、また、闊達に意見を交換することもできたのでございます」

となりますね。

and 以下は、どっちに続くかは気にしないことにします。