216番です。

 

In fact, some two months ago, I was most happy to learn that Sir James was to visit Darlington Hall.

 

今回は、特に問題になるようなところはなさそうです。が、構造がはっきりするように分解をしてみます。

 

① In fact, 前句
②  some two months ago,  挿入句
③ I was most happy  主節SVC
④ to learn that 不定詞 関代
⑤ Sir James was to visit Darlington Hall. 従節SVC

 

こんな風になるでしょうか。

中心は、③の文です。SVCの文型です。「私は 最高に 幸せだった」となります。

で、それはいつかということですが、それは②の「二か月前のことですが」で、挿入句になっています。some がありますから、「二か月ほど前」でしょうか。

その前に、①を置いて、読者の注意を引きつけています。「実は(こんなことがあったんですよ)」という感じですね。

 

それで、そのときどうだったのか、という原因を④の不定詞で表しています。「を知って」ですが、何を知ったかは、that が learn の目的語になっていますね。つまり、「that 以下のこと(⑤ですね)を知って」となります。

で、⑤は、「ジェームズ卿が ダーリントンの邸館に 来ること」です。

was to は、予定を意味しています。つまり、

「ジェームズ卿が、ダーリントンの邸館に お越しになることを 知って」です。

 

というところで、まとめると、

「実は、二か月ほど前のことですが、ジェームズ卿がダーリントンの邸館にお越しになることを知って、とても楽しみにしたのでございます」

となります。

 

教室では、

「実は、二か月ほど前のことでございますが、ジェームズ卿がダーリントンの邸館にお越しになることを知ってたいそううれしく思いました」

としました。

 

スチーブンスは、ジェームズ卿に興味があるわけではなく、従者としてやってくる執事か召使に、冗談のことを聞きたいのですが。