229番です。

 

I would of course have to write to Miss Kenton to tell her I might be passing by.

 

of course が挿入されているというか、これがこの言葉の自然な使い方ですね。なければ、I would have to write となるわけです。

would も might も仮定法ではなく、それぞれ意志未来の過去形、推量の過去形と考えればよさそうです。

have to write 書かねばならない、に of course で強調して、さらに will なわけですから、スチーブンスの気持ちは、行く気満々であり、ケントンさんの家のそばを通る気も満々なわけです。

ケントンさんに何を言うか、ですが、her と I の間に関係代名詞 that を補ってやると分かりやすくなります。 不定詞 tell の直接目的語になります。間接目的語は her ですね。

「近くを通り過ぎるかもしれないこと」を「彼女」に、告げる、書いてやる、わけです。

 

ということで、

「当然、私はケントンさんにそばを通ることになるかもしれないことを知らせてやらなければなりませんでした」

となります。

直訳中の直訳ですが、ここではこれがあっているように思えます。さて。