231番です。
Various other questions concerning arrangements here in the house during my absence will need to be settled.
文の構造が分かるように分解してみます。
① Various other questions
② concerning arrangements here in the house
③ during my absence
④ will need to be settled.
①が主語部分で、④が動詞部分という構造をしている。④はto be settled が補語と考えられるので、全体ではSVCという文型になります。
②はその前の questions にかかり、③も同じくその前の house にかかっていると考えていいと思います。arrangements にかかっていると考えてもいいかもしれません。
④の will は、今までなら過去形 would が使われていたところですが、ここでは will と現在形になっています。こういう微妙な差がうまく訳せると面白くなります。
意志未来の意味を強調している感じで、スチーブンスの旅行に対する決意、腹がすわった感が現れているように思います。と言っても、実際に出発するまでには、もう少しじたばたするみたいなのですが、それはプロローグの次の章ではっきりします。
①は、「様々な そのほかの 問題点は」で、
④は、「解決されることが必要になっている」となります。
②の arrangements は、邸館の運営上の作業・仕事ということですが、ゲストが快適に滞在できるようにする一切の業務をすべて含んでいます。が、邸館は休業でゲストは来ないのですから、さっさと閉めて出発すればそれで終わりなのですが、そうもいかないのがスチーブンスということになります。
ということで、まとめれば、
「私が留守の間、この邸館での作業に関する 様々な用意はちゃんとしておかなくてはなりません」
としました。
いよいよ次がプロローグの最後の文です。