1-37です。

 

I happen to embarking on a motoring trip during the course of which I hope to see many splendid views.

 

今回の文は、やや複雑に見えます。

 

久し振りに分解してみます。

 

① I happen to embarking on a motoring trip

②                             during the course of which

③                                                       I hope to see many splendid views.

 

こんなふうに分解して、先行詞と関代、関代とその内容文とが上下になるようにずらしてみましたが、ブラウザによっては意図通りにずれていないかもしれません。

trip が先行詞で、which が関代です。またその関代の内容が③の文ということになります。

 

①happen to は、「たまたま~する」ということですが、ここでは

「ちょうど今自動車旅行を始めたばかりです」

とした方がよさそうです。

 

その自動車旅行を修飾しているのが、②の関代 which と③ということです。

つまり、a motoring trip が先行詞で、それにかかっているのが②の which という関係代名詞になるのですが、その関係代名詞は、前置詞句 during the course of の目的語になっているので、形としては前置詞句の語群の後ろに来ることになってしまいます。

無駄のない文なので、こうなってしまうようです。

というか、そもそもこの前置詞句はなくてもいいと思うわけです。というのはあちこち見物するのは当然旅行の行程の途中に決まっており、そんなことは書かなくても読む方は分かると思うのですが、それをうるさくなく書いているのがノーベル賞につながるということになるのでしょう。

 

③は、「数多くの景観を見ることを希望している」ということで、which という関代を介して trip を説明しています。

 

ということで、

「素晴らしい景色をたくさん見れると楽しみにしている自動車旅行を始めたばかりなのですよ」

しました。