1-90です。

 

magnificent canyons and warterfalls, raggedly beautiful mountains.

 

今回はこれだけです。

前の文のセミコロンのあとを受けて、つまり、百科事典や旅行ガイドなどで紹介されている絶景の例を挙げています。世界遺産に登録されているような景観でしょうね。

 

「つまり、壮大な渓谷や大瀑布、それに天空に突き刺さるように聳えるほれぼれする山々などですが」

となります。

 

and は等位接続詞で、同じ立場の canyons と waterfalls を結んでいます。

つぎのコンマは不思議です。聳える山々raggedly beautiful mountains を導いているのですが、作者はこのほかにも例を挙げるつもりだったのですが、ことの本質はそんな例証を繰り出すことにはなく、むしろそういうものを喜ぶつまりはない、ということを示すために、ここでやめてしまったと考えた方がいいようです。

他にも、挙げるべきものなら、どこまでも続く砂漠とか、バッファローに埋め尽くされた大河とか、すごい景色はあまたあるはずで、そういうものをコンマで繋げ、最後は and で締めくくるつもりだったと、考えるわけです。

まあ、きりがない、作者はと打ち切ったと思うのですが、そういう単なる大自然の美しさより、人間の営みの中で作られてきた美しさこそが本物だ、という意識があるのではないかと考えます。