59番です。

 

Now naturally, like many of us, I have a reluctance to change too much of the old ways.

 

reluctance    気が進まないこと 気乗り薄 嫌気 抵抗

 

この文は、頭から、切れ目ごとに訳せばいいようです。

 

中心になる文形は、 I have a reluctance という SVO で、その O に、後ろから to change という不定詞がかかっています。

「変えることには抵抗を持っています」となるわけです。

 

そのあとは、その変化の程度を表していて、いっぺんに変えるのは嫌だ、というのですね。

少しずつなら、変えてもいいということでしょうが、守旧派、というか、体制派、というのは、こういうものですが、その対立の図式は一般的に、守旧派の主人側、対、改革派の従業員側、となるものですが、

ここではなんと、

従業員であるスチーブンスが体制派、守旧派で、主人であるファラディさんが、改革派、前進派であることです。イギリス人とアメリカ人の違いでしょうか。

こういうことが、「日の名残り」の名残りらしいことなのでしょう。

 

「さて当然のことながら、私たちの多くと同じで、私は、古いやり方を、あまりにも多く、変えてしまうことには、抵抗を、持っています」

と、なるのですが、整理すると、

「当然のことながら、皆様と同じで、慣れたやり方を一度に変えてしまうことには抵抗がございます」

と、しました。