66番です。
Finally, I came up with a plan which, while perhaps not exactly as Mr Farraday had requested, was the best, I felt sure, that was humanly possible.
やはり分解ですね。
1 Finally,
2 I came up with a plan which,
3 while perhaps not exactly as Mr Farraday had requested,
4 was the best,
5 I felt sure,
6 that was humanly possible.
こんな風になりました。
骨格になるのは、2行目、4行目、6行目です。奇数行は、挿入とか付け足しです。
「人的に可能となるところの、最善のところの、計画を思いつきました」というのが、骨格です。
真っ先に、ところの、を取りましょう。
「人的に可能となる、最善の計画を思いつきました」
という骨格に、ほかの行の肉を付けていけば、いいわけですね。
3行目は、not と exactly の間に、so または as を補ってやると、形が整います。このパターンなら安心できますね。
exactly は、「同じくらい正確に」という正確さの程度をそのまま表すのではないことに気を付けてください。
「正確さにおいて」という分野を示す働きがあって、その分野で so ~ as が程度を示すことに注意が必要です。
ちょっと前に、as many as というのがありました。これも、「数において、同じくらい」という意味ですが、many には「多さ」という意味はなく、「数においては」という分野を示していると考えるとわかりやすかったことと同じです。
「ファラディさんが望んでいたものと、正確さの点で同じではないかもしれませんが」
と、なります。流れの良い日本語としては、
「ファラディさんが望んでいたものと、全く同じではないかもしれませんが」と、
言うような感じになります。
それにしても、スチーブンスはそれがベストだと思っているのですが、
「私は感じるのですが」
と、挿入した言葉にして、ちょっと格下げにしています。
まとめれば、
「四苦八苦のあげく、何とか管理計画を仕上げることができました。ファラディ様のご要望に届いたとは申せないかもしれませんが、現在の人員でいたしうる最善の計画だと、感じております」
と、しました。