125番です。

 

It was clear, then, that I had to choose my moment wisely.

 

今回は改めて分解しなくてもよさそうです。

 

It は仮主語で、真主語は that 以下です。

お馴染みのパターンです。

 

had to は、have to の過去形で、もちろん「ねばならない」で、文法の教科書通りでうれしくなります。

 

前の文では、「邪魔するな」と、内容以外のことで叱られてしまうと、もう一度言い出すことは不可能になってしまうとスチーブンスは心配していましたから、ここでのthen は、「それだけに」とか「だからこそ」という感じの言葉を選べばいいわけです。

 

「それだけに 私の機会を 賢く 選ば ねばならない 事は、明白でした」

となるのですが、

「私の機会」という名詞が気に入りません。

 

日本語は、名詞つまり体言よりも、動詞を含む用言で表現した方が馴染みがいいと思います。

「私の機会」ではなく、

「いつ言い出すのがいいか」と、

動詞を使った用言の言い方が収まりがいいといいと考えるわけですが。

 

というところで、

「それだけに、いつ言い出すのがいいかを慎重に見極めなければなりません」

としました。