1-33です。
But if I was in better shape, I'd be sitting up there.
教科書の仮定法の例文のような英文です。
仮定法過去というやつですね。「現在の事実に反する仮定」を表していると説明されるものです。反する、なんていう言葉を使うので、ドキッとするのですが、要するに、頭で考えていること、想像のことを言うだけです。昔は「叙想法」といったこともありました。この方が適当と思うのですが、これはこれで大げさな表現ではあります。
さて、現在の事実というのは、目で見えていることです。これは直説法で表されます。
ここでは、I was in worse shape, then I can't be sitting up there. という事実があると思われます。
こういう事実に反していることは、頭で考えることです。そういう想像したこと、それは仮定法で表現されることになり、その印として時制を一つ前にずらします。
つまり、現在の事実からの想像の時は、過去形にして、
過去の事実から想像した時には、過去完了形にするわけです。
そして、未来の事実というのは、もともと想像であって、目の前の事実ではないので、過去形で書くことになります。具体的には、would, could, might という助動詞を使うだけですが、いずれにせよ、未来は過去形で表すというのが、英語の面白いところです。
未来のことを書こうとすると、過去形になってしまうのですね。
今回の文は、単純に現在の事実に反しているだけで、
「しかし、もし私がもっといい状態なら、上の あそこに 座っていることが できただろうに」
と、直訳できます。
というわけで、今回は、
「しかし、私だって 調子さえ良ければ 上の あそこに 座ってる はずなんですよ」
とします。