11番の文に行きます。
You look like you could make good use of a break.'
この look という単語は、私には、不思議でたまらない単語です。
You look とくるのですから、誰だって、you が見ていると思うのですが、
ここはそうではなくて、you が見えている、つまり、you は見られているのであって、見ているのは I だということです。
You look like ... というのは、I look you like ... というわけで、不思議なのですが、誰も何ともこのことを不思議がらないので、今になるまで先生に聞いたことがありません。
今まで、英語の先生は何人も教えてもらいましたが、その中に二人ほど信頼できる先生がいました。どちらかの先生に聞いておけばよかったと後悔しています。
さて、その後の could は、仮定法です。
「君なら、休みを上手に使えるはず・・・」と、ファラディさんが頭の中で考えていること、つまり実際にはまだそういう状況になっていない、ということを表しています。
で、そういうことが、私にはあなたから読み取ることができるよ、と言っているわけですね。
まあ、自分が勝手にそう見ていることが、あなたの中に読み取ることができると、勝手に読み取った人が言っていることに、どこまでの説得力があるかになりますが、
こういう論理的じゃないくせに論理的に見えてしまう英語の特性に、ころっと参らないようにする必要がありますね。
最後は、ピリオドの後に、閉じクオテーションがあります。
ここまでが、ファラディさんが言ったことです。
ということで、
「「たまにはのんびりしなきゃね」と、おっしゃってくださいました」
と訳しました。