106番です。

 

for there was actually no serious dispute as to the identity of the men who set the standard amongst our generation.

dispute  議論 討論

as to    については について言えば

 

セミコロンにつづく文は for から始まっていました。

なんか理由を付け加えたかったようですね。

というか、理由を書くことにして議論のテーマを限定しているようです。

 

分解というほどでもないですが、わかりやすくしてみます。

⓵ for there was actually no serious dispute as to the identity of the men

② who set the standard amongst our generation.

 

⓵は、for から始まる there is 構文です。

「 no serious dispute」 が「ある」と言っています。すなわち「serious dispute]

が「ない」わけです。

for の「からです」を付け加えて、「真剣な議論はなかった からです」となります。

さらに as to 以下で dispute の内容を書いています。

the identity of the men ですから「人の同一性」について、となります。

 

で、その人について、関代を介して②で説明しています。

「我々の世代の間で基準を定めた」と書いています。

 

まとめると、

「我々の世代の間で規準を定めた人の同一性についての真剣な議論はなかったからです」

となります。identity は訳しにくい言葉です。

「我々の世代で規準を定めた人が誰かについては真剣な議論がなかったからです」

としておきます。

 

「great butler」 とは何か、つまり職務について議論は真剣になされていたが、それ体現している具体例は誰かについては、いくつかのエピソードとともに話題にはなったものの・・・とスチーブンスは言っています。

具体例が持つ目くらまし的な要素を恐れているのですね。表面だけでなく、その裏側を見てほしいというのですが、・・・