110番です。

 

Incidentally, now that I come to think further about it, it is not quite true to say there was no dispute as to who were the great butler.

incidentally 付随的に ところで ついでながら dispute  議論 論争 as to  については

 

それぞれの文がつながって、長くなったということでしょうが、分解をしてみます。

 

⓵ Incidentally,

② now that I come to think further about it,

③ it is not quite true to say there was no dispute

④ as to who were the great butler.

 

と、こんな風に分解しました。前から順に訳してくればよさそうです。

 

⓵は、副詞で、②か③のどちらかの動詞にかけたらよさそうです。

「ついでながら」ですが、「付け加えれば」というのも考えられます。

 

②は、now that が「感じ」としてしかわからないのですが、

「さて、ここで」とか、「落ち着いて」という感じではないかと思います。いろいろな条件や結果を想定してきたけれど、ここでもう一度振り返ってみると、という感じかなと思うわけです。

「さてここで、これについて もう少し深く 考えてみると」

というようになると思います。

104番の文で、I can recall と言って、召使部屋での論争の思い出をスチーブンスは語っていましたから、それと関連させた訳がいいかもしれません。

 

③は、仮主語真主語構文で、更に、not quite で部分否定されているようで、

「議論がなかったと、いうことは、完全に正しくはない」

となりそうです。

 

④は、

「誰が偉大な執事だったかについて」

となります。

 

ということで、つなげると、

「付け加えれば、これについてもう少し思い出してみると、これについて議論がなかったというのは、実は正しくはありません」

となります。

 

誰が偉大な執事か、ということと、何が偉大な執事か、という問題は、例を挙げてみると、なんてやると、重なってしまうと思うのですが。