112番です。

 

Of course, the servants' hall at Darlington Hall, like any servants' hall anywhere, was obliged to receive employees of varying degrees of intellect and perception, and I recall many a time having to bite my lip while some employee - and at times, I regret to say, members of my own staff - excitedly eulogized the likes of, say, Mr Jack Neighbours.

intellect  知力 知性 理解力

perception  知覚(すること) 理解 認識

eurogize  ほめたたえる 賛辞を呈する

 

今回は長い文です。とりあえず分解します。

 

⓵ Of course, the servants' hall at Darlington Hall, like any servants' hall anywhere,

② was obliged to receive employees of varying degrees of intellect and perception,

③ and I recall many a time having to bite my lip

④ while some employee

⑤ - and at times, I regret to say, members of my own staff -

⑥ excitedly eulogized the likes of, say, Mr Jack Neighbours.

 

こんな風に分解しました。①と②が一番目の文です。本当は分けない方がいいかもしれません。

③は二番目の文の主節で、④⑥が従属節で、⑤は挿入節ということになります。

つまり、③④⑤⑥は一つの文ですが、三つの節に分かれており、すなわち主語も動詞もそれぞれ三つずつあるというわけです。

③は I が主語、recall が動詞、④⑥は some employee が主語、eurogized が動詞、ですね。⑤の挿入節は、主語が I 、動詞はregret です。続く、members of my own staff は、④の some employee と同格で、主語と考えればいいです。動詞は、eurogized ですが、過去形になっているので、主語の単数複数がはっきりしませんが、同格の主語を受けています。

 

⓵は、the servants' hall at Darlington Hall が主語です。動詞は②の was obliged to ですね。

like any servants' hall anywhere, は前置詞句で副詞の働きをして、②の was obliged にかかっています。

was obliged は受動態で、義務付けられている、ということですが、集まって来てしまうことを拒否できない、という感じです。

「もちろん、ダーリントンの邸館の召使部屋も、他の召使部屋と同じで、さまざまな思考力や行動力を持つ召使が集まってきています」

と訳せます。

 

そういう召使個人の能力に差があるならば、ある人物に対する反応も千差万別であっていはずなのに、どういうわけかみんな同じように誉めそやす、というのがおかしいじゃないかというのが、スチーブンスの考えです。

 

③は、①②の結果、あるいはいろいろな職務能力の人が集まったので、こうなると説明する文です。つまり、

「何度も唇を噛んだことを思い出します」

ですね。

 

④⑥ではその場合をもう少し詳しく説明しています。その間に⑤が補足として、ハイフンで囲って自分自身が指導している部下である召使の行動を追加しています。それも腹立たしさの原因ですが。

④⑤⑥をまとめて訳せば、

「ある召使が、例えばジャック・ネイバーズさんのような人を興奮して誉めそやすのきくと、しかも、あろうことか私の部下の召使までもが一緒になって」

となりますね。

 

ということで、

「もちろん、ダーリントンの邸館の召使部屋も、他の召使部屋と同じで、さまざまな思考力や行動力を持つ召使が集まってきています。ある召使が、例えばジャック・ネイバーズさんのような人を興奮して誉めそやすのきくと、しかも、あろうことか私の部下の召使までもが一緒になってですね、私は何度も唇を噛んだことを思い出します」

となります。