128番です。
Meanwhile, those same gossipers will have found yet some other newcomer about whom to enthuse.
今回は特に長いという分ではないので助かります。
時制の使い方が面白いと思います。
とりあえず分解してみます。
⓵ Meanwhile,
② those same gossipers will have found yet some other newcomer
③ about whom to enthuse.
こんな風に分解しました。
⓵の接続詞は、スチーブンスの口調みたいなものですが、「と同時に」「その間に」「そうしているときに」などの感じです。
②は、SVOの文型です。目的語の newcomer は先行詞になっていて、③の whom という関係代名詞で修飾されていますが、ここは to enthuse about と前置詞 about が必要のため、関代の前に出てきています。
とうところで、直訳すれば、
「それらのおなじやじ馬たちは、もうすでに ほかの 新しい 標的を 見つけてしまって いるはずだ」
となります。
wili have found は、未来時制の完了形というわけで、将来のある時点で完了している事実を表しています。
そこに③が後ろから newcomer にかかっていき説明しているのですが、前置詞が絡んでいます。
この前置詞は、役割としては、自動詞を他動詞と使うためのもの、と考えればいいと思うのですが、他動詞と自動詞の役目にこだわる英語の頑固なところだと思います。ドイツ語では分離動詞という項目を作って説明していると思います。
いづれにせよ、③は「夢中になれる」新しい誰かを、という感じになります。
この新しいは、まるっきりの新人という意味ではなくて、誉めそやしたそういう人物がいなくなってしまったときに、そういう人に代わる、という意味での新しい、です。だから、次の、別の、という感じです。
というところでまとめると、
「と同時に、この同じやじ馬たちは、もうすでに 夢中になれる 次の 標的を見つけてしまっているはずでしょう」
としました。