135番です。

 

that is to say, the question 'what is a great butler?'

 

前の文(134番)がセミコロンで終わっていました。だから小文字で始まっています。

前の文の注釈、あるいは、補足ということになるのですが、文法的には、前の文の主語 this question と同格ということになります。

 

that is to say は、辞書では 

①「すなわち、換言すれば、つまり」、

②「あるいは、少なくとも」、

③「明確には、明確にいえば」

と出ています。

言い換えて、具体的な例を挙げる、という感じです。

 

分解して考えれば、that が主語で、is が動詞、to say という不定詞が、名詞の働きをして補語になっています。

直訳すれば「それは いうこと である」となります。つまり、

「それは、こう いえる」ということで、「すなわち」などに訳すことができる、というわけです。

 

不定詞は、もとは動詞ですが、to をつけることで一旦動詞ではない名詞になっています。

文の中で、その名詞が、名詞として使われたり、形容詞として使われたり、場合によっては副詞になったりと、さまざまな使われ方をします。

だから、不定詞と呼ばれますが、基本は名詞であるとして考えればいいものです。

ただし、名詞としての役割にとどまっている場合はすくなく、形容詞や副詞の役割を果していることの方が多いように思います。

例えば、I go to say.という文ならば、

「行って、言う」つまり「言いに行く」ですが、

to say という不定詞は、動詞 go にかかっており、副詞っぽい使われ方をしています。

 

ということで、

「すなわち、問題は「偉大な」執事とは何か、ということです」

とします。