144番です。
This, and the fact that the Hayes Sosiety tended to be a rather secretive body, lent it much mystique for a time, ensuring that the pronouncements it occasionally issued on professional matters were received as though hewn on tablets of stone.
長い文です。分解してみます。
⓵ This,
② and the fact that the Hayes Sosiety tended to be a rather secretive body,
③ lent it much mystique for a time,
④ ensuring that
⑤ the pronouncements
⑥ (that) it occasionally issued on professional matters
⑦ were received
⑧ as though hewn on tablets of stone.
このように分解しました。文中の機能に応じて、字下げをしましたが、まだ見通しが悪いです。
⓵と③が、中心となる文で、SVOOの文型です。
①の This が主語 S、③の lent it much mystique for a time, が動詞部分です。
動詞 V が、lent で、間接目的語が it で、直接目的語が much mystique となっています。
for a time は副詞句です。
「このことは、同時に それに 多くの神秘性を 加えた」
②は、①の This と同格で、くわしく言い換えていることから、その理由が表現されています。
that は関係代名詞で、先行詞は the fact です。a rather secretive body は「むしろ秘密主義的体質」です。
「つまり、ヘイズ協会が どちらかというと秘密主義的体質であった という 事実によって」
④は分詞構文で、構造的には、①の This にかかっています。後で訳した方が日本文としてわかりやすいと思います。
④ ensuring that
⑤ the pronouncements
⑥ (that) it occasionally issued on professional matters
⑦ were received
⑧ as though hewn on tablets of stone.
⑤と⑦は、④の現在分詞 ensuring の目的語というわけです。
形の上では、④の関代 that が具体的な目的語ですが、内容は⑤と⑦の受動態の文になります。⑥は、補足するように挿入されています。
現在分詞は、名詞として考えればいいのですが、形容詞として働いています。後ろから This を修飾しています。
⑧は、as though の文で仮定法で、想像していることを表しています。
訳としては、⑥から始めることになります。it は Hayes Society ですが、
「ヘイズ協会が 職務行為について 時々発表する 公式見解が あたかも 神髄であるかのように 受け取られる ことを 確かにしている」
となります。
というところで、まとめると、
「このことが、つまり、ヘイズ協会が どちらかというと秘密主義的体質であったという事実もあり、同時に神秘性を加えることになり、ヘイズ協会が職務行為について時々発表する公式見解が、あたかもその神髄であるかのように受け取られることを確かにしていました」
となります。
なんとも訳しにくい文ですが、文としては名文だと感じます。