1-90-1です。
90番の文のピリオドを見落としてしまって番号をつけてしまったので、今回は複雑な番号になっています。お気を付けください。
It has never, of course, been my privilige to have seen such things at first hand, but I will nevertheless hazard this with some confidence.
前とその前の文で、景色、あるいは風景を見たときに、その時起きる気持ちの興奮の程度の差が関係するのではないか、というような方向に話が行きそうでした。
どうでしょうか。
とりあえず分解してみます。
⓵ It has never, of course, been my privilige to have seen such things at first hand,
② but I will nevertheless hazard this with some confidence.
二行にしただけですが、それでも見やすくなったと思います。
⓵は、途中に of course が挿入されていますが。よくある語順ですね。
絶景というものに、これからケチをつけようというわけですから、一寸予防線を張っておくわけですね。そういう「もちろん」です。
「もちろん、そんなところへ行って、直接見たことはありません」
というわけですが、things などと言う言葉を使っているところに気持ちが現れているようです。
②は、nevertheless それでも、そして、this こんなこと、と、細かく自分の気持ちの裏を暗示するような言葉が混ざりこんでいます。
「そうはいうものの、やっぱり自信をもって、こういうことを言ってみようと思います」
というような感じでしょうか。「あえて」という言葉があいそうです。
この二つを合わせれば、
「もちろん、そういうところへ行って直接見たことはございませんが、そうはいうもののあえてこう申したいと思うのです」
となります。