130番です。
They it is who tend to be always insisting this or that figure is the one to emulate, or repeating what some particular hero is said to have pronounced upon professional maters.
非常に技巧的な文です。強調構文の変形ですね。進行形の構造も含まれています。
分解をしてみます。
⓵ They it is who tend to be always
② insisting
③ this or that figure
④ is the one to emulate,
⑤ or repeating
⑥ what some particular hero
⑦ is said to have pronounced upon professional matters.
パソコンのディスプレーの大きさによって、幅が一定ではないので、うまく表示されているかどうか心配です。
字下げを適当にしてみると、文法的に同じ要素が繰り返されています。対句構造になっているようです。
②の insisting と⑤の repeating 、そして④の is と⑦の is などです。
おおもとの骨格になる文は、①で、これが強調構文の変形です。通常の形にしてみると、
It is they who tend to be always insisting
or repeating
となっているわけです。
後半の to be insisting と repeating は現在進行形です。
「いつも主張しており、また、いつも繰り返している」となります。
前半の強調構文の部分ですが、 It is they who が問題です。
僕たち日本人はあまりおかしいとは感じません。教科書通りで、they の強調だなと受け入れてしまいます。
が、英語を母国語としている人たちには、単数の it と複数の they が、is で結ばれているのは、違和感があるのでしょうね。気持ちが悪いのだと思います。
だから、倒置形にして、直接 it と they が結びつかないように工夫した結果が、この文だと思います。
「~するのは、いつも彼らだ」あるいは、「彼らこそが~いつもするんだ」と
訳すことになると思います。
その彼らが、何をするか、が、②と⑤です。insisting も repeating も現在分詞で、①の to be always と組んで進行形になっています。同じ役割で、対句構造といえます。
②③④をまとめて、
「この人物かあの人物なら 模倣するにふさわしい人物であると 主張する」
となります。
⑤⑥⑦は、書かれていないことを補って考えないとうまく通じないのですが、
「誰か特定の人物の行動を繰り返す」ことが、⑤⑥です。⑦は、
「職業的な事柄についての説明したと言われていることを」
ですから、合わせると、
「誰か特定の人が、職業的な事柄について説明したと言われていることを繰り返す」
となります。
「誰か特定の人が、職業的な事柄について解説したと言われていることを繰り返す」の方が分かりやすいかもしれません。誰かいい執事だと認められた人が、こうすべきだと発言したことを無批判に繰り返すことを言っているのだと思います。
というところで、
「彼らこそが いつも、真似をすべきなのはこの人かあの人だと主張したり、あるいは、専門的な分野についての説明をしたと言われている人がしたことを繰り返したり するのですよ」
としました。