183番です。

 

My father, as I say, came of a generation mercifully free of such confusion of our professional values.

 

今回は短い文です。分解の必要はなさそうです。

 

as I say は、「私が言うとき」、「私から言わせれば」、というような感じです。

自分たちの世代と、父親の世代とを比較しようとしているのですね。

 

come of は、辞書には「出である」とか「に属している」と出ています。つまり、同じ立場である大勢の中の一人というようなことです。

 

ということで、

「私の父は、幸運にも職務的価値観の混乱とは無縁の世代に属していたと、言えるでしょう」

としました。もっといい訳があるとは思います。

 

職務的価値観の混乱とは、執事としてのお屋敷の運営技術などの基本職務をまず習得すべきか、そこを訪ねてくるお客様の満足を確実なものにするか、という職務の優先順位の問題だと思うのですが、スチーブンスは受け狙いはダメだという姿勢なようです。